
ヨガ
ハタヨガとは?ポーズ・効果・瞑想の基礎を徹底ガイド
ハタヨガとは?
「ハタヨガ」は、呼吸法と体のポーズ(アサナ)を重視したヨガの流派の一つです。 呼吸に合わせてゆったりと体を動かすことで、心身のバランスを整えリラックスさせることを目的としています。 またハタヨガは現代ヨガの基礎とも呼ばれ、これからヨガに挑戦する初心者の入り口とも呼べる流派です。 この記事では、ハタヨガについてわかりやすく解説していきます。1.ハタヨガの概要

ハタの意味
- ハ(HA)=太陽、陽、動的、肉体、交感神経優位
- タ(THA)=月、陰、静的、心、副交感神経優位
- ハ+タ=陰陽のエネルギーを結びつける、心身の調和
2.目的と効果

ハタヨガの効果
肉体的な効果
- 脂肪燃焼
- 筋肉の強化
- バランス感覚の向上
- 姿勢の改善
- 柔軟性の向上
- 便秘や不眠、生理痛の解消など
精神的な効果
- ストレス解消
- リラックス
- 感情のコントロール
- マインドフルネス
- 集中力の向上
- 更年期や生理周期による不調の緩和など
3.瞑想と呼吸法
ハタヨガは、大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。- 呼吸法: 深くゆっくりとした呼吸をすることで、心身のリラックス効果を高めます。
- 瞑想: 呼吸に意識を集中して自身の状態を観察し、心を落ち着けることでストレスを軽減します。
- ポーズ(アサナ): 体の柔軟性や、バランス感覚を養うための様々な動き・ポーズを行います。
呼吸法
レッスンのハタヨガでは、基本的に腹式呼吸を行います。鼻から息を吸い込み、口からゆっくりと吐き出すのが基本です。 ヨガの熟練者は「完全呼吸法」と呼ばれる胸式呼吸と腹式呼吸を組み合わせた呼吸を行いますが、難易度が高いので最初のうちは腹式呼吸のみを意識して行いましょう。 腹式呼吸には、副交感神経を優位にする効果があり、穏やかなポーズと組み合わせることで、深いリラックス効果が得られます。 また、お腹周りがリラックスすることで柔軟性の向上や便秘の解消など、体の内外へ良い影響が期待できるでしょう。瞑想
さらに、ハタヨガのレッスンでは瞑想も行います。 瞑想は静かに落ち着ける場所で、背筋を伸ばして肩の力を抜き、楽な姿勢で座って行います。瞑想中はお腹の動きや呼吸の流れを意識して自分の体内の動き・内面の変化に集中して目を向けていきます。これによって悩みや雑念を払い、思考や感情をクリアにします。 日常生活では得られない深い没入感を得られ、瞑想のあとは頭がスッキリするので生まれ変わったかのような感覚がありますよ。4.主なポーズ(アサナ)

戦士のポーズ1
肉体的・精神的な強さを兼ね備えた勇敢な戦士を表現します。立って行う基本的なポーズのひとつで、数種類のバリエーションがあります。効果
- 下半身・体幹の強化
- 姿勢の改善
- 気持ちを前向きにする
やり方
- マットの前方に立つ
- 両手を腰に添えて、息を吸って背筋を伸ばす
- 吐きながら右足を大きく一歩後ろに引く
- 後ろ足の小指側と踵で地面を押す
- 一度息を吸って、吐きながら前足を曲げる
- 息を吸いながら両手を天井にあげて指先を伸ばす
- 呼吸を繰り返してキープする
三角のポーズ
身体全体を大きく伸ばして、三角形を表現するポーズです。三角形は安定した形であり、心身の調和を象徴するといわれています。効果
- お腹の引き締め
- 下半身・体幹の強化
- 集中力の向上
やり方
- マットの中心に立つ
- 両手を腰に添えて、息を吸って背筋を伸ばす
- 吐きながら両足を肩幅ふたつ分横に開く
- 左足のつま先を45度内に向け、右足は90度外に向ける
- 息を吸いながら右手を右足の方向に伸ばす
- 吐いて右手に引っ張られるように体を横に倒す
- 右手をの指先でくるぶし内側のマットに触れ左胸を開く
- 一度息を吸って、吐きながら左手を天井に伸ばす
- 首が痛くなければ伸ばした手の指先を見つめる
- 呼吸を繰り返してキープする
チャイルドポーズ
うつ伏せで子どものように丸まって、リラックスするポーズです。ポーズを連続して行う際に、休息・回復のポーズとしても行われます。効果
- リラックス
- 肩こり解消
- 柔軟性の向上
やり方
- マットの上で四つ這いになる
- つま先を寝かせて踵の上にお尻を乗せる
- おでこを地面につけ肩と肘はリラックス
- 腹式呼吸を繰り返してリラックス
5.始め方

2024年08月07日