運動初心者・高齢者に常温ヨガをおすすめする5つの理由

私たちの呼吸は、意識しなくても行われる自律神経の働きの一つです。深く吸い込むことで活性化する「交感神経」と、息を吐き出すことで優位になる「副交感神経」を通じて、リラックス状態と活動状態を自在に操ることができます。特に、深い呼吸は心を落ち着かせ、ストレスを感じやすい方にとっては心の安定に役立ちます。さらに、呼吸を深めることで代謝が促進・体温が上昇することによって免疫機能が改善し、健康促進につながります。

酸素は運動の効果を高めるために不可欠です。深い呼吸を意識することで、体内の酸素の取り込みを最大化し、運動効果を高めることができます。ポーズを取る際には、吐く息と共に体を伸ばすことで、より深いストレッチ効果が得られます。

ジムのトレーニングと違って、胸筋だけを鍛える、足だけを鍛えるというようなポーズはほとんどありません。ヨガでは、特定の筋肉だけでなく、全身を使ったバランスの取れたポーズが多くあります。これにより、ジムでのトレーニングとは異なり、インナーマッスルを含む全身の筋肉を均等に鍛えることができます。ヨガを続けることで、バランスの取れた美しく健康的な体を手に入れることができます。

ヨガマットがあれば、自宅でも公園でも、場所を選ばずにヨガを楽しむことができます。この手軽さが、継続してヨガを実践する上での大きな魅力となっています。
※オンラインヨガやYoutubeの動画などのヨガレッスンで、ご自宅・旅行先・出張先で気軽にヨガを行うこともできます。

ホットヨガは熱中症のリスクが高いとされています。この点について、（公財）日本スポーツ協会が発行した「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」（2019年）では、気温が35度以上の場合、特別な状況を除き、運動を中止すべきだと記載されています。このガイドラインは、ホットヨガのような高温環境下での運動にも当てはまり、その安全性に対する懸念を示しています。（（公財）日本スポーツ協会「熱中症予防のための運動指針」）

また、その結果、多くの健康被害が報告されており、ホットヨガを経験した人々の中で約20%が体調不良やけがを経験しています。この情報は国民生活センターがホットヨガの利用者に対して注意を喚起する内容として発表されました。 （国民生活センターによるホットヨガの注意喚起）

　 ホットヨガは、大量の汗をかくことで水分が抜けて一時的に体重が減るため「達成感」が大きいのがメリットです。ホットヨガを行う場合はメリット、デメリットに留意して実践してください。

安全面・効果を考えると、特に初心者や高齢者の方は、ホットヨガでなく常温ヨガがお勧めとなります。

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